ゆっるゆる備忘録

見られることは百も承知で、自分の書きたいことを書きたいように書きます。公序良俗に反しない範囲内で。

『エイリアン:コヴェナント』レビュー。説明されすぎなトリックなど、役者は悪くないが演出が残念。良くも悪くもシリーズを踏襲?

字幕で鑑賞してきました。

 

www.foxmovies-jp.com

 

んーーーいまいち…。劇場へ足を運ぶ必要はなかったかも。期待しすぎたのかな。

場面の詳細は伏せてネタバレには配慮しますが、予備知識ゼロを望む方はご遠慮ください。

当方のエイリアン歴→1、3、4を断片的に覚えている程度。2とプロメテウスは未視聴。

 

 

まずは良かった点から

 

 

アンドロイド役のファスベンダー氏の見事な演技!外見も内面も非常に難しい役どころ。この点に関しては、心の底からこの映画を観てよかったと思える。

マイケル・ファスベンダー - Wikipedia

吹き替えも気になるなあ、今回の担当は宮本充さん。

 

ストーリーは悪くなかったんじゃないかな。前作『プロメテウス』を知らないと掴めない背景が多かったのでそっちを観た人からはまた違う感想が生まれるのかもしれないけど。寧ろプロメテウスを観たくなったよね。

アンドロイドに感情や創造性が生まれたり生まれそうになったり、この葛藤や暴走の描写は好き。AIものでよく描かれるテーマではあるが、今作では「歴史は繰り返す」という人間の行動パターンが皮肉なことにAIにも当てはまっているように、私には思えた。

 

人が死ぬシーンはシリーズお馴染みの「ちょいグロで痛そうな孵化」
痛いの好きじゃないんだけど、エイリアンシリーズはこうでなきゃ。

 

多様性への配慮。アジア人はたぶんいなかったけど、同性愛者の人がいた。あれだけ人数がいれば割合として1カップルくらいはいるよね、ということを可視化していくのが大切だと思います。

 

乗組員のリアリティ。探索パートにおいて軍曹はハンドサインで合図を送ったりして戦闘慣れしている様子だったが、ある人の緊張感の無さといい、またある人の取り乱しっぷりといい「宇宙船パイロットは探索任務よりもエンジニア的任務がメインになってきている」ことが浮き彫りにされていた。ちなみにこの考察は我が父親の受け売りです。

 

 

次はイマイチな点

 

ラストシーンが台無し。個人的には最大のがっかりポイント。これに尽きる。

ちょっとしたギミックがあるのだが…それを示唆する場面、タネ明かし、最後のオチ!で3段階は説明しすぎ。

演出度外視で状況説明のためだけならオチの場面だけでも理解可能、しかしそれだと作品としてはつまらない。だからといって示唆とタネ明かし、両方を見せられるのはくどいよ。

どちらを残すべきかは各人の好みに委ねられるけど、私は示唆を残してあった方が好き。

 

B級な演出が多い。2017年の映画でやることか?と思ってしまった。
例えば銃を撃ちまくる場面。そんなことしたら絶対……あーあ、言わんこっちゃない。という読めすぎる安い展開。

あと先述の乗組員のリアリティがありすぎて、「どれ様子を見てこよう」「危ないって!」「HAHAHA私を誰だと思っている」→死、ってそれお腹いっぱいだから…。

(『ジュラシック・ワールド』でもお約束的な場面が多かったので、数十年来の続きもの作品のトレンドなのか?『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』はどうだったっけ?)

 

エイリアンの挙動。これは好みが別れるところ。CGは良く出来ていてモンスターがあっという間に詰め寄ってくる切迫感はなかなかだったが、じわじわ追い詰められる不気味な恐怖はほとんどなかった。暗くて濡れている陰気な通路はあったので、見えない怖さを期待してしまった。

聞くところによると、初代などはCGもなくロボット?で動かす際の制約が恐怖の増大に一役買っていたとか。逆光の横顔が浮かび上がったり、左右に足を踏み出す動きは皆無で直線レール移動してきたり。

脱線するけど、エイリアンの成長早すぎないっすか?アハ体験のクイズ問題にもなり得ないレベル。成長期とは恐ろしいものだ。

 

 

以上。

もやっとした気分が残る。アクションやスケール感にもそれほど魅力を感じなかったからスクリーンで観る必要は…無いかな…。

しかしながら時間を無駄にする駄作というほどではないのでレンタルするのは全然アリだと思う。アンドロイド=ファスベンダーの吹き替えの宮本=ファスベンダー(?)も気になるから自分ももう一回みるぞ。

シリーズをなぞった部分が散見されたが、それらに対して高評価と低評価が混在してしまった。ストーリー展開に関わるものはブラッシュアップしてほしいけど、個々の見せ方とかはオマージュしてくれい!って感じではないかと自己分析しました。

 

 

あーあ、初の映画レビューがネガティヴな内容になってしまった。でもブログ説明にある通り日記がわりに正直に書きたいから、ある意味では象徴的な滑り出しと言えよう(?)

 

 

ところで、序盤で退場したあの登場人物の吹き替えが森川智之さんだとwikiに書いてあるんですけど。えっ、何か喋ってた?確かに公式のキャラ紹介では話してるgifだけれども?コメント等で教えて頂けたら嬉しいです。